8月10日 仙台市内のホテルに向けて出発した。遠征では移動日を含めて4泊5日間、東北地方の高校と練習試合を行う。
8月11日
対 東北高校 0-9 ●
対 盛岡中央 5-4 ○
8月12日
対 酒田南 13-6 ● (7c)
2試合目 7-5 ●
8月13日
対 聖和学園 0-2 ●
2試合目 9-2 ●
8月14日
本日、仙台市内のホテルから志木グランドに向けて帰路に着く。
遠征総括
「覚悟」
今回の遠征を通じて強く感じたのは、「覚悟」の差であった。今回練習試合をして頂いた高校は東北地方でも有数の強豪と言われる高校である。もちろん、体格や技術、パワー、走力などどれをとっても勝てる要素はなかった。だが天と地の差があるかと言われれば、そうではない。それなのにも関わらず、どこか自信がなくプレーをしていて、「勝負」することができなかった。そこで感じたのが実力の差よりも「覚悟」の差。
今回対戦した高校では、親元を離れ高校3年間を高校野球のため、甲子園のために「覚悟」を決めて生活をしている。そのため野球が上手くなるために、メンバーにはいるために、怪我をしない強靭な肉体を得るために、チームを勝利に導くために、必死に努力している姿が見られた。
我々はどうであったか。
試合中であれば他人のプレーに対して無関心であったり、自分の役割を果たすことができなかったり、結果だけに左右され普段通りプレーができなくなってしまったり、宿舎での食事では疲労度が増えるつれて食事の量が著しく落ちてしまったり、自主練習の時間も集中することができなかったりという状態である。
恐らく、戦う集団であればそんなことは無いと思われる。
遠征を通した最後のミーティングでは、具体的な技術面でのポジションごと細かい課題を確認し、今後目指すべきチーム像について話をしました。
覚悟の無いものと、覚悟を決めたものとの勝負では確実に後者が勝つ。
限界まで努力を重ね、さらに限界がきてからあと少しの努力ができるようになる。
しかし、覚悟を決めることができるのは己のみ。生徒自身が自ら道を切り開いて、生徒が目標に掲げた「甲子園出場」を達成できるように期待したい。そしてそのサポートを生徒に寄り添いながら生徒と共に成長していけるように今後もより一層努力を重ねていきます。
この度は様々な人の御支援、御協力があって全日程を無事に終了することができました。
誠にありがとうございました。
今後とも豊南高校、そして硬式野球部を宜しくお願い致します。
8月8日 対 袖ヶ浦高校(志木G)
5-6 ○
前回の試合に引き続き、全員で戦うことが出来るように、またその中でただ声を出すのではなく、試合に必要な意味のある声かけができるようにしようと挑んだ練習試合。
両チームの先発投手の好投により序盤は0が並ぶ展開、5回裏下位打線の連打により豊南が1点を先制、しかし、整備明け6回相手に連打を逆転を許すと、7回、8回にも失点を重ね5-1
4点ビハインドで迎えた8回裏豊南の攻撃。3番の1年生のタイムリー、4番の3ランホームランなどで一挙5点を取り逆転してそのまま5-6で勝利。
今日の試合は後半戦まで集中力を保ち、逆転の展開を広げることができた。まだ、細かいミスや不要な失点があるが、その中でも課題にしている後半戦に逆転したのは評価できる。
意識していればできる。状態から無意識にできる。状態になれるように常に徹底することを心がけることが重要となる。
8月6日 対 伊志田高校(志木G)
13-5 ○
一枚岩になって全員で戦うことを目標に挑んだ練習試合。
相手のミスもありながら13安打の攻撃、守備では3投手が打ち取るも、ミスが絡み必要のない失点をしてしまう展開。
序盤、主将のミーティングもあり、ベンチワークや指示声かけなど意識的に行うことができ、優位に試合展開をすることができていたが、中盤から終盤にかけて試合が進むにつれて、意識は薄れ、最後までやり抜くことができなかった。
夏の大会でも中盤以降のミスから負けてしまった経験をしているため、1試合を通して徹底することが重要。ミスが出たり思い通りいかない展開でも徹底する力をまずは身につけられるようにしていきたい。
8月3日 対 昭和第一学園(志木G)
12-1 ○
試合にでている生徒、そうではない生徒全員で戦うことを徹底しようと挑んだ練習試合。
攻撃に課題があるなか、12安打を放ち、守備ではミスもありながら、要所の好守もあり快勝することができた。
結果だけを見れば好ゲームではあるが、やはり一枚岩になれていないと反省する主将。
大会に向けて、格上の相手から勝利するためにも、チーム全員で同じ方向をみて戦う必要がある。今後レベルアップしていくためにもそれぞれが自分の役割、責任を果たすことができるように意識付けしていく。
8月1日 対 目黒日大高校(志木G)
4-2 ●
投打共に噛み合わず、細かなミスが連続して起きてしまい、思うような試合展開にならなかった試合。
いかなる状況であってもチームとしてやろうとしていることや全員で戦っているという気持ちをぶらしてはいけない。
それぞれに役割があり、それぞれが全力を尽くすことができるか、まだまだ課題が多く残る。
そんな中でも主将中心に夏の大会を経験した生徒が立て直す努力を主体的に行っているため今後の試合に期待したい。
7月29日 対 湘南学院高校(湘南学院G)
3-4x ○
初戦の反省を活かして挑んだ試合。
両チームミスがありながらランナーが出るも最後の1本がでない試合展開。
1点ビハインドで迎えた最終回豊南高校の攻撃。2年生の連打、四球を加え、無死 満塁で打者は主将。3球目を捉え左中間に運び、2人生還し、サヨナラ勝利を収めた。
試合には勝利することができたが、この試合でも課題にあがるのはプレーよりも、ベンチワークや予測、準備の声掛けである。
次に何が起こる可能性があるのか。事前に意識し、準備をしているのと、咄嗟に行動するのでは、ミスをする確率が大きく違う。いかに声を掛け合い準備することができるかが今後の大きな課題である。試合にでている選手だけでなくベンチいる選手も役割を達成することができればより勝利が近くなるため次戦も意識的に行いたい。